" 水の中の魚のようだ "

私の思い描く女性像の話をしようと思う。
誤解の無いよう先に記しておくが、私は同性愛者ではなく、無性愛者に近い。ただ、自身がこうあれたら、という想像の話だ。

先ず第一として、生まれ持った髪色が善い。
これは染髪している人を嫌っていたり、見下したりしている訳では無く、個人的な好みである。
第二に、清潔であること。
これは男女問わず、当たり前の事であると考える。
第三、指先爪先毛先まで手入れが行き届いている事。
当然現代人は戦国や江戸の姫君ではないので少々の手荒れや痛みはあるだろう。それらを放ったらかしておくのは、自身の為にも良くない。
第四、肌が綺麗である。
これが中々に難しい。人間の皮膚は途中で分かれ、セパレートに成っている訳では無いからだ。頭皮から足の裏まで全て皮膚であり、肌と言える。また、新雪の様に白いと好ましい。
第五、行儀が良い事。
声が無闇に大きくなく、早口でも無く。仕草が上品である様は美しい。間違っても、机を掌で叩きながら大口を開けて大声で周りの迷惑も考えずに笑うのは頂けない。
第六、露出過度で無い事。
男女共に' 色気 'と言うものがある。男性についてはよく分からないのだが、女性については「露出過度でない事」が大切な事だと考える。胸元が大きく晒し出されていたりするのは、色気とは呼ばず下品と呼ぶべきで、また、それを色気であると勘違いしている者の多くは売女の様な女である。
第七、教養のあること。
「教養」というのは、学力的な意味合いでは勿論無い。「教養」とは、自身が一人きりで居る時間を過ごす手段をどれだけ持っているか、と言える。何か一つでも物事について良く知っていると、それと少しでも関係のある事を知るのが楽しくなる。何も知らないのと、少しでも知っているのとでは全く違うのだ。また、これは余り関係の無い話であり、個人的な意見であるが、「教養の無い男」というのは、皆、酒に走る。

とまあこのように余り良く考えもせず湯船の中で綴った次第であるが、どれもこれも普段から自身が思い、考えている事であり、また、人に話せる程面白い話でもない。この場であるから語る話である。この場ではこのように「普段から思い、考えているが、人に話す程面白く無い話」や「折角思いついたのだから書いておこう。しかし140字では足りない」といったような話で埋めていこうと思う。正しく、水を得た魚のように。